ランをスタートして2~300mくらいは
舗装されていない道でほぼ水たまりなので、
水たまりを飛んで避けたり、
水たまりが大きい時は端の泥道を汚れないように走ったり
・・・疲れてるのに無駄な動きさせないでくれ
と思いながらゆっくり走り始める。
天候は小雨。
ゆっくり走り始めたのには疲れ以外にも理由があり、
去年この2~300m走り終えた辺りで、
完全に足が攣ってしまいラン20キロで
2時間半以上もかかってしまったのです。
スタート時はどうしてもスピードが上がりがちなので、
意識してゆっくりゆっくり走ります。
ん~?
あれ?思ったより足が動くぞ?
とりあえず1キロ6分ペースを意識してラン。
キロ6分で走り続けると
20キロで2時間ちょうどになります。
去年と比べて今年はバイクの距離が倍くらい長かったので、
(去年37キロ、今年75キロ)
今年もランで苦しむだろうな。と予想し、
調子に乗らないスピードで。
あるぇ~?
どんどん人、追い抜けるやん?
1キロ過ぎたころにはもうすでに調子に乗ってしまい
キロ5分半で走り始める。
3キロ走った辺りで気付く。
これ雨降って涼しいから楽に走れてるんじゃないか?
(私は暑いのが極端に苦手)
え?何。
雨サイコー
全然喉も乾かない。
一応念のため、
エイドステーションを通るたびに水分を貰って
一口飲むようにしてるが、
走りながら紙コップに入ったのを飲むので、
上下にブレてしまい、
顔にも身体にもアクエリアスが
バッシャバシャかかるし、
毎回喉にガッと入ってしまって
んぐっ!?
ゲーホゲホッ!!ゲホゲホッ
咳き込む始末。
これをエイドステーション毎に何度も繰り返す。
止まって飲めば良いのですが、
調子が良く走れてる時に止まりたくなかったのです。
ちなみに私がラン3キロに到達したころに
1位がゴールしてた模様。
1位のランタイムが20kmで1時間17分。
キロ3分51秒ペース。
スイムとバイクやった後にこのスピードヤバすぎでしょ。。
(ちなみにコースの高度差は約100mもあります。)
4キロ地点で
約1キロで40mほどの高度上昇のコースに。
流石にペースが落ちてキロ7分くらいになる。
しかし、下りでキロ5分で走ってカバー。
その後もアップダウンありつつ
特に問題なく走り続ける。
なんなら若干スピードが上がってきた。
そして8キロ地点あたりだったであろうか?
子供の声で
「あっ○○さんだ!」←私の名前が叫ばれる。
しかし読み方は間違っていた。
ここら辺の地域では私の知り合いは居ないハズだが?
と思いつつそちらを見ると、
何故か私の名前とゼッケンナンバーが書かれた
1m四方くらいの大きさの手持ち看板(段ボール?)
を持った若いお姉さんと小学生が目に入る。
若いお姉さんが
「※※※※はありがとうございました!!」
↑前半が聞き取れなかった。
と言い、小学生と頑張れーと手を振ってくれる。
私も
分かってますとも!
という笑顔で手を振り返しながら走る。
そしてそこを過ぎ去ってから真剣に考える。
で、誰?
島で感謝されるような事した記憶ないぞ。。。
結局この時は結論が出ず
後で家族にこの話をしたところ、
手紙書いた子でしょ?
と言われ納得。
というのも、
授業の一環だと思うのですが、
徳之島の小学生から大会2週間程前に
トライアスロン出場者にお手紙が届くのです。
私にも手紙が届き、
『キッズトライアスロンに出場するのですが、
バイクが苦手です。コツはありますか?
返事待ってます』
という内容だったので、
手紙の返事を返していたのです。
まさか30を超えて小学生とお手紙交換するなんてw
手持ち看板まで用意して
雨の中応援してくれるなんて嬉しすぎ!
走ってる時は誰か分かってなかったのですが、
個人的に応援してくれてるのを見て
元気が出ない訳がありません!
足取りも軽くなります。
そして10キロ辺りの所でラン最大の難所
2キロで100m近い登り。
いやぁ
さすがに足が重い。
足取りが軽くなって重くなるまで
文字にしてその間3行。
歩いてる人もチラホラ。
分かるぞ!分かるぞその気持ち!
しかし今回の私は一味違う。
歩かないのだ。
なぜなら雨が降って涼しいから!
(応援ちゃうんかい)
とはいえ、キロ7分~7分半程度までタイムが落ちる。

↑高度グラフです
1時間13分にやっと頂点を迎え
その後ランスピードも上がっていきます。
大きな下りの後になだらかな道を走り、
そしてその頃からランニングウォッチに表示されてる
残りの距離を意識し始めます。
残り5キロ。
残り4キロ。
あれ?
去年、この先の犬の門蓋(いんのじょうふた)で
『残り5キロ』って看板を見たぞ。
あ~もう最悪やん。
と悪い予感がしつつ走り続ける。
そして、予想通りに犬の門蓋で
後5キロという看板が現れる。
その時私のランニングウォッチに表示されてる距離は
残り3.5キロ。
1.5キロ多く走った気分。
残り3.5キロを見てからの残り5キロは
メンタルヤバい。
去年も同じ所で同じようなフェイントにかかった。
恐るべき犬の門蓋。
気分が沈んだところで身体の不調も顔を出してくる。
ずっと雨に濡れているため、
指が擦れてマメが出来たのである。
あーもう痛い。
残り五キロ、マメとお付き合い。
そしてそこでかなり急な下り坂がやってくる。
ブレーキしながらじゃないと走れない様な感じなので
足に負担がかかり、
足全体も一気に辛くなる。
その後の平坦な道も中々前に足が進まなくなってくる。
平坦なのにキロ6分半くらいのスピードに。
ランに入ってからずっと人を抜いてばかりだったのが嘘のように
急に抜かれ始める。
残り3キロ。
ウソだろ。。。。
ここにきて
悪魔のような向かい風。
もう残りはほとんどストレートのコース。。。
未来予想図Ⅲ
スタートして~から
もう~3種目めの~ラン~
あいかわ~らず
そばに~ある
同じ笑~顔~
あの頃バイ~クで~
飛ばした~ランまでの道~
今はゴール までの道を
見ながら走~ってる~
私を濡らした雨
マメが出来るまで 走らせると
いつもブレーキ風が とても激しく
む・か・い・か・ぜのサイン~
いやもう全然足動かないよ。
キロ7分までスピードが落ちる。
あと少し、あと少し。
ぬぉおおおお~
ゴール見えて来た~~~
最後だけちょっとスピード上げる。
その時、私のランニングウォッチは21キロを通過。
ということは実際の残りの距離500m程度だろう。
残り500mでランスタートから1時間55分くらい。
おっ?
これはゆっくり走っても2時間切れるやんけ!!
時計の距離は間違っても時間はズレてないはずや!
最後はキロ5分50秒くらいで走って
ゴーーーール
ちょっと時計止め忘れてたから
2時間過ぎてしまったけど、
正式タイムは2時間切ってるはずや!
大満足。
ていうか止まったら寒すぎ・・
なんやこの雨と風!!
風邪ひくわ!!
そしてその日の夜は後夜祭で夕ご飯。
名物の黒糖焼酎などが振舞われます。
ミドルトライアスロン走った選手たちに対して
立食パーティー。
しかも机も足りない。
これはどうにかして欲しい。
宿に戻ったら、
また宿の店主と打ち上げ。
呑んで喰って呑んで喰って
そして翌日にはもう記録が発表されてました。
ランの順位は100位くらいで
タイムは2時間ピッタリでした。。。

え~_(:3」∠)_
あと数秒頑張ってれば2時間切れたのにw
総合タイムは110位前後/320名。
まあ頑張った方かな!
晴れてたら完走怪しかったかもw
最後までお読みいただき有難うございました!
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