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第30回トライアスロンさぎしま大会(2019)➁

さぎしまトライアスロンの続き。

競技開始前までは⇒コチラ

 

ついに競技(スイム)スタート。

 

約400人が同時のスタートです。

 

コースは1.5km1周のみ。

 

 

海のスイムのイメージって

あんまり湧きにくいかもしれないので、

↓これが世界水泳選手権の動画。

分かりますでしょうか?

トップ争いの少人数でも乗ったり乗られたりします。

 

サラッと乗り越えたように見えますが、

乗られた方は呼吸のタイミングで沈められたり

ハッキリ言って地獄です。

 

ちなみにこの世界大会は参加人数70人くらいみたいですね。

 

話を戻します。

今回の大会。

約400人が同時スタートです。

 

ビーーーーー

という音と共に浜辺から走り出しスタート。

 

スタートから乗ったり乗られたり

激しいバトルが繰り広げられます。

 

そして

数百メートル先の最初のコーナーで

どうなるでしょうか?

 

 

 

こうなります。

 

目印のコーンの所で激詰まりを起こし、

前に進めず立ち泳ぎ状態です。

 

私は詰まってるのに気が付かず、

意気揚々と泳いでたら

詰まりのど真ん中に行ってしまいました。

 

サイドに逃げようにも逃げれません。

 

何故でしょうか?

後ろに来た人の

呼吸の為の踏み台にされたからです。

 

ちょっと顔を出して息を吸ったら

すぐまた沈められます。

 

一瞬水面に顔を出せた時、

 

気のせいだろうか?

後ろの方から

 

「助けて~」

と聞こえた気もする。

 

これは二人くらいここで本当に死ぬだろな。

と沈められながら漠然と思いをはせる。

 

人の事心配してる場合じゃない。

 

自分がヤバイ!!

 

どのタイミングで沈められるか分からない。

どれくらいの時間沈められるか分からない。

横に移動しようとしても沈められる。

 

ガボガボガボッ

 

ブッハァアアァアア⇐一瞬の呼吸

 

ガボガボガボッ

 

死っ・・・死ぬっ

 

まじでヤバい。

 

これ続いたらマジで死ぬ。。

 

後ろの人が私を使って

長時間休憩なんてしたら終わりだ

・・・ヤバイ・・・ヤバイ

 

 

 

すこーしずつ

 

すこーしずつロープの方に移動して

何とかロープを掴むことが出来ました。

ロープ伝いにコーナーを回る。

 

何人かはコーナー手前のロープをくぐって

ショートカットしてました。

 

ズルっ!!

と思う反面、

死ぬより良いよねと。

 

最終的なタイムと私の実力を考えると

おそらく3分ほどここで拷問に合ってました。

 

結局、死人は出なかったみたいですね。

ほんとに良かった。

 

最初のコーナーをどうにか切り抜けて、

ゆっくり泳ぎながら人が少ない所に行き

呼吸を整える。

 

尋常じゃないほど体が疲れてました。

 

少しずつ呼吸を整って来たので

人の少ない所を探しつつスピードを上げていくのですが、

海藻みたいなのが

顔にへばりつく。

手にへばりつく。

 

クラゲとも何度もボディタッチ。

 

あ~鬱陶しい・・・

 

その時、

 

ビリッ

 

軽く電気が顔に走りました。

 

痛っってぇえぇ

 

クッソ!!

顔にクラゲの触手当たったな。。。

 

まあ我慢できるレベルなんだけど、

ヒリヒリが続く。

 

例えるなら、

髭剃り直後の塩水。

一日中日焼けした後のお風呂。

 

大丈夫だけど、

なかなか不快なやつ。

 

それより

顔がミミズ腫れになってないか不安。

 

まあ我慢するしかない。

 

その後も人の少ない所を選びつつ泳ぐ。

次のターンポイントがやって来る。

 

私は賢いからね。

同じ過ちは繰り返さないよ。

5mくらい大回りして

 

華麗にターン

 

ふと顔を上げてターンポイントを振り返って見る。

 

ほとんど人がおらず。

 

おらへんのかーい。

 

これは仕方ない。

 

その後もなるべく人とぶつからないようにしながら泳ぐ。

それでもゴール付近になるとどうしてもぶつかるが、

遠回りしてでも最小限に。

 

なんとかスイムゴール。

電光掲示板のタイムは32分の表示。

26分くらいを目指してたんだけどなぁ~

 

もちろんスイムゴールに水分はない

 

 

シャワーの所でウェットスーツを脱ぎ

ウェットスーツを持ったまま

バイクが置いてあるトランジションエリアまで

数百メートル小走り(体感400mくらい)。

 

あー身体重い。

 

ちなみに

足元はレッドカーペットが敷かれてます。

 

映画祭で俳優としてレッドカーペットを歩きたい人生だった。

 

バイクに続く⇒コチラ

 

 

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